出っ歯の3つ治し方!セラミック・部分矯正・歯列矯正の費用と期間を徹底比較

出っ歯が気になり、治療したいと思っている方も多いと思います。出っ歯は見た目にも目立ちますし、将来的に虫歯や歯周病が悪化しやすい状態です。出っ歯が改善できれば口元がすっきりして、口呼吸も治ることがあります。このように、出っ歯は見た目だけでなく口の中にも影響を及ぼす噛み合わせなのです。

出っ歯の治療には芸能人が行っているようなセラミックで短期間のうちに治す方法や、歯列矯正で歯を削らずに治す方法、部分矯正とセラミックを使った中間の方法があります。

早く出っ歯を治したい方や矯正装置を絶対つけたくない方はセラミックがおすすめですし、できるだけ歯を削りたくない方は歯列矯正がおすすめです。

今回は出っ歯を治す3つの方法を詳しくご説明します。

出っ歯は治る

出っ歯は適切な治療を行えばキレイに治すことができます。治療法によっては歯の色を白くしたり、歯の形まで変えることができるのです。しかし、大人になってから自分で治そうとすると、歯が揺れてきたり、歯の根が短くなったりすることがあります。大変危険ですので歯科医師と相談の上、治療を行うようにしてください。

治療前

出っ歯の状態です。前歯が出ていて、噛み合わせも深くなっています。

 

治療後

歯列矯正で治療しました。出っ歯は改善され、キレイな歯並びになっています。

出っ歯を治す3つの治療法

セラミック治療

セラミック治療は出っ歯になっている前歯を削り、セラミックの被せ物で出っ歯を改善する方法です。セラミック治療は歯列矯正のように歯を動かす期間がないため、もっとも短い時間で出っ歯を治すことができます。

歯列矯正で歯を短期間で動かすと歯の根が短くなったり、歯の周りの骨が回復せず歯周病が悪化してしまうため時間をかけてゆっくり動かす必要があります。セラミック治療は歯の位置はそのままで、被せ物だけで歯並びを治すため、早く治療ができます。

メリット

矯正装置をつけないで出っ歯を治すため、治療中の見た目が気になる方にはおすすめです。また、セラミックで歯を覆うため、歯の色を白くすることもでき、その色は一生変わらないのです。

デメリット

出っ歯の程度によって歯の神経を抜かなくてはいけない場合があります。出っ歯の程度が軽ければ神経を残すことができますが、出っ歯が強い方は歯の方向を変えなくてはいけないため、神経を抜いてセラミックを被せて治療を行います。

・期間 1~3か月程度
・費用は60~80万円程度

STEP1 レントゲン撮影や口の中の歯型を取り、最終的な前歯の形を確認する

出っ歯の状態や虫歯、歯周病などの状態をレントゲンで確認し、出っ歯が治る状態がどのような形になるか模型で確認します。下の歯の状態によっても出っ歯をどれくらい内側に入れられるか変わります。模型を作り、歯の大きさや形などを確認します。

STEP2 歯の神経の治療をする

歯の中には神経の管があります。セラミックで出っ歯を治す場合は今ある歯の方向を歯を削って治す必要があります。そのため、多くの場合、歯の神経を抜く必要があります。

STEP3 歯を削り仮歯にする

歯の方向を内側に変えるように全周を削ります。その後、仮歯を作り最終的な形に合わせて、調整してきます。

STEP4 歯の型を取る

削った歯の型を取りセラミックを作っていきます。粘土みたいなもので型をとる場合や近年は3Dの光で型を取る方法があります。

STEP5 セラミックを付ける

出来上がったセラミックを歯につけます。細かな微調整を加えながらセラミックを歯科用の接着剤で歯につけていきます。

部分矯正+セラミックの治療と流れ

部分矯正とセラミックの治療は半年程度かけて矯正を行い、セラミックを被せます。出っ歯の半分を部分矯正で改善し、残り半分をセレミックで改善します。期間や歯への負担を軽減することができます。

メリット

部分矯正を先に行うことによって歯を削る量を減らすことができます。30代を過ぎると歯を支えている骨が硬くなり、全体的な歯列矯正の時、歯が動きにくくなります。また、歯周病の方では、歯茎や支えている骨が下がってしまうことがあります。
そこで全体的な矯正ではなく、必要な部分の矯正とセラミックを使うことによって、期間を短くし、歯や歯茎への負担も少なくします。また、セラミックで歯を覆うため、歯の色を白くすることもでき、その色は一生変わらないのです。

デメリット

短期間ですが矯正装置を付ける必要があることと、歯を削ることです。

・期間 6ヶ月〜1年程度
・費用 矯正治療が20万円程度、被せものが40〜60万円程度

STEP1 前歯に矯正用のブラケットを付け、歯を動かす

前歯の必要な部分に矯正装置をつけて、歯の傾きやねじれを治します。ある程度の歯の傾きを部分矯正で治しておくことによって、歯の神経を取る処置を極力減らします。

STEP2 歯を削り仮歯にする

歯の全周を削り、仮歯を作って安定させます。仮歯を繋げることによって動かした歯が安定するように調整します。

STEP3 歯の型を取る

削った歯の型を取りセラミックを作っていきます。粘土みたいなもので型をとる場合や近年は3Dの光で型を取る方法があります。

STEP4 セラミックを付ける

出来上がったセラミックを歯につけます。細かな微調整を加えながらセラミックを歯科用の接着剤で歯につけていきます。

歯列矯正の治療と流れ

歯列矯正は歯を削らずに出っ歯を改善できます。しかし、重度の出っ歯の場合は歯を抜歯して、矯正治療を行う必要があります。

メリット

10代〜20代の方には歯を削らない歯列矯正がお勧めです。歯の表面にブラケットという矯正器具をつけて前歯を内側に移動させます。矯正治療によって歯だけではなく、歯茎の位置も治ってきます。また、抜歯をするかしないかの判断は出っ歯の程度によって変わります。

デメリット

矯正器具を使うことです。現在は矯正器具を内側につける裏側矯正や透明なマウスピースで行う治療もあり、目立たなく治療を行えるようになっています。

・期間は2〜3年
・費用は80〜100万円程度

STEP1 レントゲンや歯の模型で出っ歯の状態を確認する

レントゲンや歯の模型でどれくらい前歯を内側に入れるか確認します。出っ歯の状態によって歯を抜歯して、矯正治療を行うことがあります。

STEP2 歯の表面にブラケットという矯正器具をつけ歯を動かす

多くの場合、歯の表面にブラケットという矯正器具をつけます。見た目が気になる方はマウスピース矯正や裏側矯正などがあります。

STEP3 治療終了後、ブラケットを外し、リテーナーをつける

矯正治療で出っ歯が治ったら、ブラケットを外すと戻りやすいためリテーナーという取り外しのできる装置をつけます。

子供の出っ歯を治す方法

子供の矯正治療で出っ歯を治す方法

成長期に矯正治療を行うことによって歯だけではなく、顎を拡げたり、顎を成長させたり出来ます。成長期に前後の顎の関係を少しでも改善できれば、抜歯をせずに出っ歯を治すことが出来る可能性があります。

使用する矯正装置は顎を広げたり、下顎の位置を前の方に成長させる装置、マウスピース等の装置を使います。

・期間 1.5~2年、その後は成長や永久歯への生え変わりを待ちます
・費用 20万円~35万円程度です(保険適用外)

子供の悪い癖をやめさせて出っ歯を治す方法

子供の歯並びは指しゃぶりなどの口の周りの異常な筋肉の力で容易に変わってしまいます。悪い癖を早めに取り除くことによって正しい歯並びに導くことができます。

指しゃぶりは4歳までにやめさせたほうがいい

指しゃぶりは3歳までくらいのお子さんにとってはやっていた方がいいことです。しかし、4歳を過ぎると指しゃぶりによって、上の前歯が外側に押され出っ歯になりやすくなってしまいます。指しゃぶりを急に止めさせると、精神的に不安定になるお子さんもいるので徐々に止めさせてあげるようにしてください。

口呼吸はやめさせたほうがいい

口呼吸の方は舌を上に持ち上げられないために、本来舌の力で広がる上顎が狭くなってしまいます。そのため前歯が並ぶ隙間がなくなり、出っ歯になってしまいます。

下唇を噛む癖はやめさせたほうがいい

下唇を噛むと下の前歯は内側に倒れ、上の前歯は外側に倒れて出っ歯になります。舌や口の周りの筋肉の異常な動きは歯並びを悪くし、出っ歯の原因になります。

まとめ

大人の出っ歯を治すにはセラミックを使うと早く、綺麗に治せます。しかし、子供の場合はできるだけ矯正治療をお勧めします。また、癖で出っ歯になった歯を治せるのは小学校の低学年ぐらいまでです。大人になって無理に自分で治そうとすると前歯が脱臼したり、根が短くなってしまうこともあるので注意が必要です。