歯のブリッジ!セラミックから保険適応まで最適な治療法・費用

歯のブリッジとは

歯のブリッジとは歯を失った時、前後の歯を削って橋のように繋ぎ、2本の歯で3本の歯を作ることです。
前後の歯を冠に被せるように削り、3つの冠が一体化したものを歯に付けます。前後の歯には1.5倍の噛む力の負担はかかりますが、噛む感覚は自分の歯のように噛むことができます。

メリット

・インプラントのように外科的な処置をしない
・自分の歯の感覚で噛むことができる
・入れ歯のように取り外しする必要がない

デメリット

・土台となる歯は噛む負担が過剰になり、歯が折れたり、歯周病が進行しやすくなる
・一箇所の歯が虫歯になると、ブリッジ全てをやり直さなくてはいけない
・ブリッジの土台の一箇所が取れていても、もう一方の土台がついていると気付きにくい

歯のブリッジの種類

歯のブリッジの種類を紹介します。歯のブリッジには自費診療で行うセラミックブリッジ、ロングブリッジ、接着性ブリッジと健康保険内で行う銀歯を使ったブリッジがあります。

セラミックのブリッジ

セラミックブリッジはブリッジの材料をセラミックで作るブリッジです。金属を使わずに作ることができるために、金属アレルギーや歯茎が黒くなる心配はありません。奥歯の場合、強度を保つため通常のセラミックより硬い、ジルコニアセラミックを使います。

治療回数と費用

治療回数・・・3〜4回程度です。 
費用は目安・・費用は27万円〜40万円程度です。

ロングプリッジ

ロングブリッジは2本の歯を土台にして、4本の歯を作ったり、それよりも長いブリッジを作ることです。土台が少なければ1本の土台に多く力がかかってしまいます。土台と歯のバランスを取る必要があります。

治療回数と費用

治療回数・・・3〜4回程度です。 
費用は目安・・費用は36万円〜50万円程度です。

接着性ブリッジ

接着性ブリッジは前歯など噛む力が弱い部分に、前後の歯を最小限の削る量でセラミックをブリッジのようにつける方法です。前後の歯が削ったことのない綺麗な歯で、できるだけ削りたくない方におすすめです。

治療回数と費用

治療回数・・・2〜3回程度です。 
費用は目安・・費用は27万円〜30万円程度です。

保険の前歯のブリッジ

保険診療の前歯のブリッジは金属の枠組みにプラスチックを詰めて白くしています。噛む機能的には問題がありません。時間の経過とともに金属の成分が歯茎に浸透し歯茎が黒くなってしまったり、プラスチックが変色し、黄色くなってしまったりします。

治療回数と費用

治療回数・・・2〜3回程度です。 
費用は目安・・健康保険3割負担の方で1万5千円程度です。

保険の奥歯のブリッジ

保険診療の奥歯のブリッジは銀歯で作ります。噛む機能は問題がありません。金属の劣化による虫歯や土台の破折で寿命が短くなってしまうことがあります。

治療回数と費用

治療回数・・・2〜3回程度です。 
費用は目安・・健康保険3割負担の方で9千円程度です。

歯のブリッジの治療法

ブリッジの治療の流れと実際の治療の様子をわかりやすく動画にまとめましたので、こちらでご覧ください。具体的にイメージが湧くと思います。

STEP1  ブリッジの土台の形を整え、仮歯を入れる

歯のブリッジは前後の歯を平行に削ることによって3つの歯をつなげます。そのため前後の歯の平衡性を取りながら、歯の形を整えていく必要があります。詳しくは「取れたら大変!仮歯の時に注意する6つのこと」を参考にしてください。

STEP2  ブリッジの歯型を取る

ブリッジを作るために歯型をとって、石膏の模型を作ります。模型を咬合器(こうごうき)という噛み合わせを再現するための装置につけ、ブリッジを作ります。今回はセレックという機械で歯型を取っています。セレックは3Dプリンターのようなものです。

STEP3  ブリッジを調整して歯につける

口の中で最終調整を行い、接着剤で歯とブリッジをつけます。また、噛み合わせを確認するために一定期間、仮付けすることもあります。完全に付けた後は外すことはできません。取るには削って壊して取ります。

歯のブリッジの治療後の痛みについて

ブリッジ治療後土台の歯がしみる

歯のブリッジ治療では土台となる歯に神経が残っている場合、治療後歯がしみることがあります。歯のブリッジの土台を削るとき、他の歯との並行性を確保するため、通常よりも歯を多く削らなくてはいけません。そのため治療後にしみや痛みが出る場合があります。

対処法:しみ止めの薬を塗る

知覚過敏用の薬を塗り、経過観察を行います。通常の場合、1、2週間程度でしみは治まってきますが、人によっては何年もしみが続く場合があります。

ブリッジ治療後、土台が痛い

ブリッジの土台となる歯がもともと虫歯が深かったり、歯を削る時の刺激によって強い痛みが出る場合があります。

対処法:歯の神経を抜く

痛みが強い場合は歯の神経を抜く必要があります。一時的な痛みであれば経過観察しますが、強い痛みや噛んだ時の痛みが続くようであれば歯の神経を抜き、痛みを取り除きます。

歯のブリッジを長く使うためのお手入れ方法

ブリッジの根元の汚れを落とす歯間ブラシ

歯間ブラシは歯と歯の根元を磨く歯ブラシです。歯のブリッジは3つの歯が繋がっているため、繋がっている部分にデンタルフロスを通すことができません。虫歯や歯周病が進行しやすい歯の根元を、歯間ブラシを通すことによって汚れを落とすことができます。

歯のない部分の汚れを落とすスーパーフロス

スーパーフロスはデンタルフロスにスポンジがついた清掃用具です。ブリッジの歯を失った部分の下に汚れが溜まると口臭の原因になります。スーパーフロスのスポンジ部分で汚れを掻き出すことによって、口臭を防ぐことができます。

磨きにくいくぼみを磨くタフトブラシ

タフトブラシは毛先が一つにまとまった歯ブラシです。歯ブラシでは届かない隙間や、くぼみをタフトブラシで磨きます。

歯を失った後のブリッジ以外の治療法

1本の歯が悪くなっても3本全てをやり直さなくて済むインプラント

インプラントは抜歯をした歯の部分に人工歯根(インプラント)を入れ、土台と被せ物を作る方法です。ブリッジ治療で行うと一方の土台が悪くなると、ブリッジ全体をやり直す必要があります。インプラント治療は前後の歯に負担をかけずに治療ができ、どこかの歯が悪くなってもその1本の歯だけをやり直すことができるためにシンプルな治療ができます。費用は30万円〜40万円程度です。詳しくは「インプラントが残っている歯を守る!治療法・費用・歯医者の選び方」を参考にしてください。

フックのない入れ歯スマイルデンチャー(ノンクラスプデンチャー)

スマイルデンチャーとは金属のフックのない入れ歯です。ブリッジのように前後の歯を削らずに治療ができます。ただし、噛む力は20%〜30%まで落ちてしまいますので、硬いものを噛むことはできません。費用は8万円〜15万円程度です。詳しくは「噛める、目立たない、痛くない!あなたの入れ歯の不満を解決する方法と費用」を参考にしてください。

歯を失った後放置するとどうなるのか

歯を失った後、そのまま放置すると多くの場合、周りの歯が動いてきます。前後の歯は歯を失った部分側に倒れこみ、噛み合う歯は伸びてきます。そのため歯を失った側の噛み合わせが崩れ、噛めなくなります。片側だけで噛むようになると顔の筋肉のバランスが変わり、顔の形までが変わってしまうこともあります。